【NEWSIS】一部の中国人が動画配信サービス「NETFLIX(ネットフリックス)」のサバイバル番組『白と黒のスプーン ~料理階級戦争~』を盗み見て、あきれた主張を展開している。
一部の中国人は交流サイト(SNS)で、「韓国は中国料理を盗んだ」「韓国が(中国料理を)盗めないようにしなければならない」などの主張をしている。特に、韓国人シェフが作った中国料理「抜絲(バースゥ=飴がけ)」は「韓国人たちは韓国料理だと主張するだろう」などと言っている。審査員の料理研究家で実業家のペク・ジョンウォン氏に対しては「大泥棒」と非難した。
◆【写真】ポーズを取る『白と黒のスプーン~料理階級戦争~』の主役たち
中国ではネットフリックスの配信サービスが行われていない。誠信女子大学の徐ギョン徳(ソ・ギョンドク)教授は「中国人は『白と黒のスプーン ~料理階級戦争~』を密かに盗み見して強引な主張を展開している。それこそ盗っ人たけだけしいというものだ」「むしろ、中国こそ韓国のキムチや参鶏湯(サムゲタン)、石焼きビビンバなどを盗もうとする悪い習性を捨てなければならない。中国は他国の文化をまず尊重すべきだ」と批判した。
『白と黒のスプーン ~料理階級戦争~』は、味は最高だと評価されている「黒のスプーン」と呼ばれる料理人たち80人が、「白のスプーン」と呼ばれる有名スターシェフ20人に挑戦状をたたき付ける合計100人によるサバイバル番組だ。料理研究家ペク・ジョンウォン氏とミシュラン三つ星レストランのシェフ、アン・ソンジェ氏が審査を担当する。チェ・ヒョンソクをはじめ、ヨ・ギョンレ、チョン・ジソン、オ・セドク、ファブリら計20人が「白のスプーン」シェフとして、300億ウォン(約33億円)台の総菜会社最高経営責任者(CEO)、ユーチューバー「スンウのパパ」、脱北者の料理人、安山のペク・ジョンウォンなど計80人が「黒のスプーン」料理人として登場する。先月17日の配信開始以来、2週間連続でグローバル・トップ10テレビ(非英語)部門で1位になった。
◆料理サバイバル番組「白と黒のスプーン」 ネトフリ非英語で2週連続1位