ガールズグループIVEのメンバー、チャン・ウォニョンを悪意をもって中傷する内容などを収めた虚偽・歪曲(わいきょく)動画を作り、収益2億5000万ウォン(約2850万円)を得た30代の女性ユーチューバーが裁判にかけられた。
仁川地検刑事1部(イ・ゴンホ部長検事)は14日、情報通信網利用促進および情報保護等に関する法律違反(名誉毀損)や侮辱等の罪でユーチューバーA被告(35)を在宅起訴したと発表した。
被告は2021年10月から23年6月にかけて、有名芸能人やインフルエンサーなど著名人7人に関する虚偽・歪曲動画を、自らのユーチューブ・チャンネル「脱オタ収容所」に23回にわたって投稿した疑いが持たれている。また、このほか5人の芸能人の外見をけなす内容の動画を19回にわたって投稿した疑いも持たれている。
調べによると、被告は音声変調、つぎはぎ編集などの手法で作った虚偽・歪曲動画で2億5000万ウォンの収益を得ていたことが分かった。
これに先立ちチャン・ウォニョンは、虚偽事実の流布で名誉が傷付けられたとして、この人物を相手取って損害賠償請求訴訟を提起。裁判所は被告に対し「1億ウォン(約1140万円)を原告に支払うように」と命じた。
検察関係者は「被告が罪にふさわしい処罰を受けるよう努力したい」とした上で「犯行で得た収益金も徹底して回収し、同様の犯行が繰り返されないようにしたい」と語った。