【NEWSIS】俳優パク・ソンフンが、父親が脳出血で倒れたときのことを振り返った。
パク・ソンフンは1日、バラエティー番組『ユ・クイズ ON THE BLOCK』(tvN)に出演し、「ドラマ『たった一人の私の味方』(KBS第2)で名前を知られるようになったころ、父親の名前で電話がかかって来たのだが、別の男性からだった。その方が『お父さんが今倒れていらっしゃる。体を支えられない』とおっしゃった」と打ち明けた。さらに「父親はクレジットカードを配達していた」とした上で「60歳をだいぶ過ぎ、地下鉄が無料なので、地下鉄に乗って配達をしていた。靴を脱いで入らなければならない場所に行ったようだ。頭を下げるとき、(頭に)血が上って、弱っていた血管が破裂した」と説明した。
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パク・ソンフンは「スーパーマンのように何でもできる人だと思っていたけれど、脳出血で体の半分が動かせず、弱った姿を目にするのはつらい。一人ではトイレで用を足すこともできず、すりおろしたものだけ食べていた。舌も半分まひし、たどたどしい話し方になり悔しかった」と言って涙を見せた。そして「今もたびたび『また週末ドラマに出ろよ』と言っている。病院ではみんな早く寝るため、ミニシリーズは再放送を見ており、週末ドラマは患者の皆さんと一緒に見るので、誇らしいようだ」とした上で「僕がときどき家族のグループチャットにキャスティング、好評を得た記事をアップするのだが、父親は30秒ほどで親せきのグループチャットでシェアする。とても喜んでいる」と語った。
パク・ソンフンは過去を振り返り、「実は裕福な家庭で育っておらず、アジア通貨危機以降、とても大変だった。僕が成人して舞台をやっているときも、本当に大変だった。最初の劇団では1年に5万ウォン(現在のレートで約5660円)稼いだ。舞台をやりながら7年くらい、ルームメイトと、映画『パラサイト 半地下の家族』の中のソン・ガンホ先輩の家のようなところに住んでいた。窓の高さが地面と同じだった。姉に保証金を借りて、毎月返済しながら暮らしていたんだけど、梅雨の時期になると流し台が逆流して、すねまで水につかった。コンセントに触れると感電するので、冬用の綿入れ布団に雨水を染み込ませてくみ出したりもした。それを7年間続けた」と打ち明けた。
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