ヒョンミさんの死から1年…無情な夜霧のように

　【NEWSIS】「夜霧」などで知られる歌手ヒョンミさん（本名キム・ミョンソン）がこの世を去ってから1年たった。ヒョンミさんは昨年4月4日、自宅で倒れているのを発見され、直ちに病院に運ばれたが、死亡が確認された。

　「夜が明けるまでいっぱいの無情な夜霧／あなたを思い影を探してさまよう心」という「夜霧」の歌詞のように、ファンたちは今も変わらず故人を恋しく思っている。

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　1938年に平壌で生まれたヒョンミさんは、1・4後退（1951年1月にソウル陥落を受け韓国軍が南へ撤退した作戦）のとき、南へと避難してきた。米第8軍慰問公演のステージで歌手人生の礎を築き、3人組女性ボーカルグループ「ヒョンシスターズ」を結成して活動を繰り広げた。そこで当代最高の作曲家ソン・ソグの目に留まり、正式にデビューすることになった。

　2017年には韓国の年齢で80歳を記念した新曲「わたしのことは心配しないで」を発表するなど、老いてますます盛んなことをアピールした。避難のとき、幼い二人のきょうだいと別れてしまった痛みを抱える故人は2020年、離散家族の故郷体験VR用コンテンツの制作にも参加した。

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