【ベルリン聯合ニュース】世界三大映画祭の一つ、第74回ベルリン国際映画祭の授賞式が24日夜(日本時間25日未明)に開催され、韓国のホン・サンス監督の「旅行者のニーズ」(原題)が長編コンペティション部門で最高賞(金熊賞)に次ぐ審査員大賞(銀熊賞)を受賞した。金熊賞はフランスのマティ・ディオップ監督の「ダホメ」。
ホン監督の審査員大賞受賞は2022年の「小説家の映画」に続き2回目。これまで銀熊賞は20年の「逃げた女」(監督賞)、21年の「イントロダクション」(脚本賞)で受賞したほか、17年の「夜の浜辺でひとり」で女優のキム・ミニが主演女優賞に輝いている。
「旅行者のニーズ」はフランスから韓国にやって来た女性(イザベル・ユペール)がイ・ソン(キム・スンユン)とウォンジュ(イ・ヘヨン)にフランス語を教え、マッコリ(韓国伝統の濁り酒)を飲む物語。