【チョソン・ドットコム】大物映画俳優ナムグン・ウォンさん(本名:ホン・ギョンイル)が5日に世を去った。享年89歳。医療関係者によると、故人は5日午後4時ごろ、ソウル峨山病院で老衰のため息を引き取ったという。
ナムグン・ウォンさんは1960年代から70年代にかけて活動した韓国の映画俳優だ。ルックスが優れているという理由で、「韓国のグレゴリー・ペック」とも呼ばれた。『あの夜がまた来るなら』(1958)、『赤いマフラー』(1964)、『内侍』(1968)などの作品に出演した。
◆【写真】ナムグン・ウォン&オム・ジョンファ&ソン・ガンホら、記者懇談会に出席したスターたち=大鐘賞
1934年、京畿道楊平生まれ。漢陽大学化学工学科に通った。当時は教授や外交官を志して米国留学を準備していたという。そんな中で母親が、がんと診断されたことから、治療費を工面しようと映画界入りした。
洪政旭(ホン・ジョンウク)元議員の父親としても知られる。ナムグン・ウォンさんには息子が1人、娘が2人いて、洪・元議員が一人息子だ。