アルツハイマー型認知症で闘病していたユン・ジョンヒさん一周忌

写真=映画『ポエトリー アグネスの詩』のスチールカット
▲ 写真=映画『ポエトリー アグネスの詩』のスチールカット

 【Pickcon】女優だった故ユン・ジョンヒ(本名ソン・ミジャ)さんが亡くなってから19日で1年になる。

 ユン・ジョンヒさんはアルツハイマー型認知症で闘病の末、2023年1月19日にフランス・パリで他界した。享年78歳。

◆【写真】映評賞で功労映画人賞受賞したユン・ジョンヒ、同行するピアニストの夫・白建宇

 ユン・ジョンヒさんは1967年に『青春劇場』でデビューした後、60年代にはムン・ヒ、ナム・ジョンイムと共に「女優トロイカ」と呼ばれて大人気を集めた。遺作は2010年公開の映画『ポエトリー アグネスの詩』(イ・チャンドン監督)で、同作は第63回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した。

 ユン・ジョンヒさんは76年にピアニストの白建宇(ペク・ゴヌ)と結婚し、娘(ペク・ジニ氏)が1人いる。一家はパリで暮らしていたが、21年にユン・ジョンヒさんの実弟が「白建宇氏とペク・ジニ氏が、アルツハイマー型認知症を患うユン・ジョンヒを放置している」と主張し、物議をかもした。ユン・ジョンヒさんの実弟らは白建宇、ペク・ジニ父娘を相手取り、財産・身元引受人の地位に対する異議申し立てをフランスの裁判所に行ったが、敗訴した。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース