『もうすぐ死にます』パク・ソダム「甲状腺がん寛解後に選択した作品…超人的な力で演技」

『もうすぐ死にます』パク・ソダム「甲状腺がん寛解後に選択した作品…超人的な力で演技」

 【NEWSIS】女優パク・ソダムが、甲状腺乳頭がんでの闘病を経て元気な姿で戻ってきた。

 パク・ソダムは13日、ソウル市竜山区の映画館「CGVアイパークモール店」で開かれたTVING『もうすぐ死にます』の制作発表会で、「大変心配をかけたと思う。率直に言って、回復の過程ではつらい部分があった。同じ痛みを経験した方々は分かるだろう」とし、「感情の流れや体力に問題がなかったのに、突然バッテリーが放電したみたいに悪くなるなど、起伏が大きかった。この作品のオファーを受けたとき、声も元のようには戻ってなかったけれど、監督さんが『撮影まで時間があるから十分にやれるだろう』と言ってくれたので勇気を出した。だからよりいっそううまくやり遂げたかった」と打ち明けた。

◆【写真】ソ・イングク&パク・ソダム&キム・ジフンら11人のキャストたち=『もうすぐ死にます』

 パク・ソダムは2021年12月、甲状腺乳頭がんと診断されて手術を受けた。昨年2月に寛解に至った。今年初めに公開された映画『幽霊』(イ・ヘヨン監督)は手術前に撮影した作品で、今回のドラマが寛解後の復帰作になる。「多くの起伏を自分ではコントロールできないけれど、撮影してみると超人的な力が出た。俳優がカメラの前に立ち、ステージに上がるなど、やりたいことなのでそういう力が出る。本当に多くの方が助けてくれた。一緒に演技をしたソ・イングクさん、監督さんにとても配慮してもらった。だから私はこの作品をやり遂げることができたんじゃないかと思う。最上のコンディションを見ることができるだろう」と、自信を見せた。

 さらにパク・ソダムは「慎重にお話するけれど、手術後麻酔から覚めて、こんなことをすごく思った。『これから一日一日、より一生懸命に生きたい』『いつも当然のように与えられる日常が大切で貴いものなんだな』と感じた」「手術をしたばかりのときは、父に手伝ってもらわないと一人ではベッドから起き上がることもできなかった。自分の体が動く、ささいな刺激一つ一つにも感謝している」と振り返り、「この作品をやりながら、生と死についてかなり考えた。台本読み合わせをしていて、かなり泣いた」「大勢の人が生きることの大切さをあらためて感じるだろう」と語った。

チェ・ジユン記者
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