女優ユン・ジョンヒの夫、カカオのドラマ制作会社買収に関与した疑惑が浮上

女優ユン・ジョンヒの夫、カカオのドラマ制作会社買収に関与した疑惑が浮上

【NEWSIS】女優ユン・ジョンヒ(42)夫妻が、カカオのドラマ制作会社買収に関与した疑惑が浮上した。

 11月30日にKBSが報じたところによると、ソウル南部地検金融調査2部は、ユン・ジョンヒの夫でカカオ・エンタ投資戦略部門長のイ・ジュンホ容疑者を中心人物として立件し、捜査中だという。ユン・ジョンヒ自身は重要参考人扱いだが、今後、容疑者に身分が切り替えられる可能性もある。所属事務所SUBLIMEは「俳優の私生活上の問題なので、弊社は全く介入しなかった。ユン・ジョンヒに関して追加の確認は困難」とコメントした。

◆【写真】ユン・ジョンヒ主演『笑って、ママ』記者懇談会

 検察では、ユン・ジョンヒの投資したパラム・ピクチャーズに時価差益を付する目的で、イ部門長がカカオ・エンタのキム・ソンス代表と共謀したとみている。カカオが制作会社を買収した際、イ部門長はカカオMの営業事業本部長、キム代表はカカオM代表を務めていた。キム代表もまた容疑者として捜査を受けている。

 イ部門長とキム代表は、パラム・ピクチャーズを時価よりはるかに高い200億ウォン(現在のレートで約23億円。以下同じ)で買収した。その後さらに200億ウォン増資して、計400億ウォン(約45億円)の損害をカカオMに与えたと推定されている。検察は、イ部門長とキム代表に「特定経済犯罪加重処罰等に関する法律(特経法)」上の背任の容疑を適用した。イ部門長は、カカオによるSM買収当時、株価操作を行った疑惑でも捜査を受けており、拘束令状の請求を一度受けたことがあるが、このときは令状請求が棄却された。

 パラム・ピクチャーズはスタジオ・ドラゴンの元チーフプロデューサー、パク・ホシク氏が代表を務めている。2017年に資本金1億ウォン(約1130万円)で設立され、チョン・ジヒョン主演のtvN『智異山~君へのシグナル~』、パク・ウンビン主演『無人島のディーバ』(2023)、キム・ナムギル主演のNETFLIX『剣の詩』(2023)などを手掛けた。18年に営業損失1億ウォン、19年に7億ウォン(約7940万円)、20年に22億ウォン(約2億5000万円)を出し、20年7月にカカオMが200億ウォンで買収した。

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チェ・ジユン記者
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