KARAク・ハラさんの死去から今日で4年…「ク・ハラ法」はまだ成立せず

写真提供=共同取材団
▲ 写真提供=共同取材団

 【Pickcon】4年前の今日、ガールズグループKARA(カラ)のメンバーだったク・ハラさんが亡くなった。しかし、ク・ハラさんの姿は今も多くの人々の目に焼き付いている。

 2019年11月24日、ク・ハラさんはソウル市内の自宅で死亡しているのが発見された。28歳だった。当時、ク・ハラさんは日本でソロデビューし、東京でコンサートを開催したり、交流サイト(SNS)などを通じてファンと活発にコミュニケーションを取ったりしていただけに、なおのことショックが大きかった。

 ク・ハラさんは元交際相手チェ・ジョンボム氏との法的な争いもあった。チェ・ジョンボム氏は2018年、性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反(カメラなどを利用した撮影)および傷害、脅迫などで起訴され、懲役1年の実刑判決を受けた。その後、ク・ハラさんの遺族は2020年7月にチェ・ジョンボム氏を相手取り合計1億ウォン(現在のレートで約1200万円)の慰謝料請求訴訟を起こし、精神的損害額で最高額レベルの慰謝料に当たる7800万ウォン(約900万円)の支払い命令が出た。

 だが、法的闘争は終わっていない。ク・ハラさんが9歳だった時に家を出た実母が財産分割を要求してきたのだ。実母は2006年に実父と離婚し、親権も放棄した状況で、離婚後も一度も連絡がなかった。ところが、実母は法と弁護士を盾にしてク・ハラさんが残した遺産の半分は「自分のものだ」と、親としての権利を主張した。これに対してク・ハラさんの実兄ク・ホイン氏は、子を捨てた親の相続権を剥奪できるよう「ク・ハラ法」を請願した。しかし、これは完全に成立しておらず、国会で保留状態になっている。

◆【写真】故ク・ハラさん、KARAデビューから11年の足跡

チョ・ミョンヒョン記者
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