グラミー賞ノミネート発表へ BTSメンバーにK―POP第4世代も挑戦

グラミー賞ノミネート発表へ BTSメンバーにK―POP第4世代も挑戦

【ソウル聯合ニュース】米音楽界最高の栄誉とされる第66回グラミー賞のノミネートが10日(米現地時間)に発表される。韓国歌謡界によると、今回は人気グループBTS(防弾少年団)の各メンバーをはじめ、IVE(アイブ)、ITZY(イッチ)、NewJeans(ニュージーンズ)ら「第4世代」と呼ばれるK―POPグループもこぞって同賞に挑戦状を突き付けた。業界では、保守的で閉鎖的と評価されてきたグラミー賞に多くのアーティストがエントリーしたことそのものがK―POPの成長の証しだとの見方がある。

 BTSからは、ここ1年にわたり精力的にソロ活動を行ってきたメンバー7人全員が幅広いカテゴリーでエントリーした。

 最年長メンバーのJIN(ジン)はソロシングル「The Astronaut」で最優秀ミュージック・ビデオ賞と最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞に、J-HOPE(ジェイホープ)は米国のラッパー、J.コールとコラボレーションした「on the street」で最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞と最優秀ミュージック・ビデオ賞にそれぞれ挑む。

 また、リーダーのRM(アールエム)はソロアルバム「Indigo」とタイトル曲の「Wild Flower」で最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞と最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞、最優秀ミュージック・ビデオ賞に、SUGA(シュガ)はソロアルバム「D―DAY」とタイトル曲「Haegeum」で最優秀ラップ・アルバム賞、最優秀ラップ・パフォーマンス賞、最優秀ミュージック・ビデオ賞にそれぞれエントリーした。

 V(ブイ)はソロアルバム「Layover」とタイトル曲「Slow Dancing」で最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞、最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞、最優秀ミュージック・ビデオ賞を狙う。

 今年特に関心を集めるメンバーが、ソロアルバム「FACE」のタイトル曲「Like Crazy」とソロデビュー曲「Seven」でそれぞれ米ビルボードのメインシングルチャート「ホット100」1位を獲得したJIMIN(ジミン)とJUNG KOOK(ジョングク)だ。JIMINとJUNG KOOKはそろって主要部門の最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞に挑戦する。

 JIMINはこのほか最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞、最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞、最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞、最優秀ミュージック・ビデオ賞に、JUNG KOOKは最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞、最優秀ミュージック・ビデオ賞にもエントリーした。

 BTSメンバー以外にも、多くのK―POPアーティストがグラミー賞の栄冠を狙う。BTSが3年連続でノミネートされ、K―POPファンにもなじみのある最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞にはFIFTY FIFTY(フィフティーフィフティー)、aespa(エスパ)、NCT DREAM(エヌシーティードリーム)、Stray Kids(ストレイキッズ)、TOMORROW X TOGETHER(TXT、トゥモロー・バイ・トゥギャザー)、TWICE(トゥワイス)、BLACKPINK(ブラックピンク)、NewJeans、ITZY、IVEがエントリーした。
 主要部門にはBTSメンバーのほか、最優秀アルバム賞にStray KidsとTWICE、最優秀レコード賞にFIFTY FIFTYとStray Kids、TWICE、BLACKPINK、最優秀楽曲賞にFIFTY FIFTYとStray Kids、TWICE、BLACKPINK、最優秀新人賞にaespaとFIFTY FIFTY、SEVENTEEN(セブンティーン)、Stray Kidsがそれぞれエントリーしている。

 グラミー賞は1959年に始まった。チャート成績やアルバムセールスなどの商業的な成果よりも音楽性や作品性に焦点を当て、主催のザ・レコーディング・アカデミーの会員の投票により受賞者・受賞作を決定する。

 第66回グラミー賞は1回目の会員投票が先月11~20日(現地時間、以下も)に行われた。これを通過したアーティスト、作品のノミネートが今月10日に発表され、12月14日から来年1月4日にかけて最終投票が実施される。授賞式は来年2月4日に米ロサンゼルスで開催される。

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