22日、ソウル市江南区の映画館「メガボックスCOEX店」で映画『ファラン』(キム・チャンフン監督)のメディア配給試写会が開かれ、俳優ソン・ジュンギが出席して息子への愛情を表現した。
同作で予想のつかないキャラクター「チゴン」を演じたソン・ジュンギは、「こういう暗く寂しい感情を持つ作品をやりたいと思い続けていた。実際にやるチャンスもあったのに、他意でできなかったことがあって、それが個人的に悔しかった」とした上で「家庭内暴力を受けた二人の少年の暗い物語をうまく表現したかった」と伝えた。
今年6月に息子が生まれてパパになったソン・ジュンギは「大勢の方が祝ってくださった。子どもはすくすく育っている。新米パパだから、こんなに早く大きくなるとは思わなかった。本当にすぐに大きくなる。子どもの傍らで元気に過ごしながら、いい人間にならなければとしきりに思っている。僕が愛する映画を今、このタイミングで紹介できてひたすら感謝の気持ち」とし、「愛する子ができたのに暗い映画をやるのかと心配はしていない。後で大きくなってから、パパはこういう映画に出たんだと教えて、また見ることになればうれしい」とコメントした。
映画『ファラン』は第76回カンヌ国際映画祭の招待作品で、韓国では10月11日に一般公開が始まる。