【NEWSIS】学生時代のいじめ疑惑が波紋を呼んでいる女優のキム・ヒアラが、ドラマ『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』でいじめ加害者のイ・サラ役を引き受けた理由を明かした。
キム・ヒアラは今月11日に公開された芸能メディア「ディスパッチ」とのインタビューで『ザ・グローリー』に出演することになった背景について打ち明けた。ディスパッチによると、キム・ヒアラは「自分で言うのは恥ずかしいけれど、『人ってここまで残酷ないじめができるんだな』と思った」とした上で「私は被害者だったことがないので、考えが及ばなかったのかもしれない。『この程度(自分が学生時代にしていた行為)はいじめとは言えないだろう』と自分の中で正当化していた」と話したという。
キム・ヒアラは、高校時代に激しいいじめにあった女性の復讐劇を描いた『ザ・グローリー』で、いじめの加害者で薬物依存症のイ・サラを演じ、一躍スターとなった。
一方、ディスパッチは今月6日、キム・ヒアラが江原道原州市の中学に在学中、不良グループ「ビッグ尚志」のメンバーだったと報じた。報道によると、ビッグ尚志は恐喝・暴行・暴言などで悪名高い不良グループだったという。キム・ヒアラはたばこを買いに行かせたり、カネを巻き上げたりしたこともある、とディスパッチは主張している。これに対し、キム・ヒアラは「暴言や暴行に自ら加担したことはなかった」としながらも「ただ見ていただけだが過ちは大きい」と話した。
所属事務所「GRAMエンターテインメント」は11日「キム・ヒアラに関する騒動で多くの方々にご心配をおかけして申し訳ない。今回の件で失望と被害を与えたことをおわびする」としながらも、いじめ疑惑については法的措置を取るとの立場を明らかにした。事務所側は「キム・ヒアラに関する情報提供者の一方的な主張を、あたかも立証された事実のように扱ったあるメディアに対し、遺憾の意を表明する。名誉を毀損(きそん)し、関係のない周囲の人にまで苦痛を与えている現在の状況を見過ごすことはできないと判断し、法的措置を取ることを決めた」と説明した。