故チェ・ソンボンさん、まだ葬儀行えず…遺体を引き取る遺族なし

写真提供=ボンボンカンパニー
▲ 写真提供=ボンボンカンパニー

 【NEWSIS】20日にこの世を去った歌手チェ・ソンボンさんが無縁仏に分類され、まだ葬儀を行えていないことが分かった。

 歌謡界関係者やスターニュースが24日明らかにしたところによると、チェ・ソンボンさんの遺体は現在、国立科学捜査研究院で解剖後、臨時で病院の霊安室に安置されているという。解剖後、遺体は病院に運ばれたが、遺体を引き取る遺族が現れず、無縁仏に分類されたとのことだ。

 チェ・ソンボンさんの関係者はスターニュースに対し、「ソンボンは家族がおらず、無縁仏に分類され、遺体を直ちに引き取ることができない状況」とした上で「週明けに区庁と話をしなければならない。提出すべき書類もあり、手続きが複雑だ」と語った。また「家族に代わってソンボンの葬儀を取り行うつもりだ。正確な葬儀日程は来週以降決まると思う」と説明している。

 ソウル江南警察署が21日発表したところによると、チェ・ソンボンさんは前日午前9時41分ごろ、ソウル市江南区駅三洞の自宅で遺体で発見されたという。

 チェ・ソンボンさんは2011年にオーディション番組『コリア・ゴット・タレント』(tvN)シーズン1で準優勝し、顔を知られるようになった。3歳のとき児童養護施設に預けられ、ガムを売ったりや肉体労働をしたりしながら苦しい環境に打ち勝ったチェ・ソンボンさんは、「韓国のポール・ポッツ」と呼ばれ、関心を集めた。

 その後、2021年に「大腸がん・前立腺がん・甲状腺がんなどの診断を受けて闘病中だ」と打ち明け支援を受けたが、うそだったことが発覚し、物議をかもした。

◆もう一度会いたい! 帰らぬ人となった韓国スター

チョン・ジェギョン記者
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