【NEWSIS】「デビュー作をカンヌで披露することができ、とても光栄です」
俳優イ・ソンギュンと女優チョン・ユミ主演の映画『眠り』が21日(現地時間)、カンヌ国際映画祭で初めて上映された。この作品は、新鋭ユ・ジェソン監督の長編映画デビュー作だ。ユ・ジェソン監督は『眠り』の演出と脚本を担当した。『眠り』は第76回カンヌ国際映画祭批評家週間(International Critics’ Week)部門に招待された。映画はこの日午前、カンヌの劇場で上映された。
『眠り』は、新婚夫婦ヒョンスとスジンの物語を描いている。夫ヒョンスが眠りにつくとおかしな行動を取るようになったことから繰り広げられるエピソードを描くサスペンス作品だ。二人はこの恐怖の秘密を探るために乗り出す。イ・ソンギュンは「カンヌで(この映画を)初めて披露することになり、幸せだし誇らしいし光栄だ」とした上で「胸がいっぱいだしドキドキする」とコメントした。さらに「家族と一緒に映画を初めて見るんだけど、子どもたちが怖がらず、りりしく楽しく見てもらえたらうれしい」と語った。一方、チョン・ユミは「ユ監督の初映画でカンヌに来ることができてうれしい。楽しんでいただきたい」とコメントした。
二人が作品で共演するのは今回が4度目だ。これに先立ち共演したのは3作ともホン・サンス監督の映画だった。『Lost in the Mountains』(2009)、『教授とわたし、そして映画』(2010)、『ソニはご機嫌ななめ』(2013)などだ。『眠り』は、イ・ソンギュンとチョン・ユミが10年ぶりに息を合わせた映画だ。
カンヌでの上映はこの日、観客の拍手で始まり、拍手で終わった。観客はオープニングクレジットが流れると大きな拍手で『眠り』を歓迎し、映画が終わってエンディングクレジットが流れると、再び拍手を送った。観客とともに映画を見たユ・ジェソン監督、イ・ソンギュン、チョン・ユミは上映終了後、席を立ってあいさつをした。
なお、『眠り』は今年下半期に韓国で公開予定だ。