BTSが来月デビュー10周年 ソウル市内の名所が紫一色に

BTSが来月デビュー10周年 ソウル市内の名所が紫一色に

【ソウル聯合ニュース】韓国の人気グループ、BTS(防弾少年団)の来月のデビュー10周年に合わせ、ソウル市内の主な名所がBTSカラーの紫色に染まる。

 K―POP界によると、BTS所属事務所のHYBE(ハイブ)とソウル市はBTSのデビュー10周年を記念するさまざまなイベントの開催を協議しているとされる。汝矣島などソウル市内の名所にイベント空間として「ARMY(BTSのファン)ロード」を設ける案などを協議中という。

 BTSは毎年、デビュー日の6月13日に合わせて記念イベントを開催してきた。新型コロナウイルスの流行で大型イベントを開けなかった時は大規模なオンラインファンミーティングを開催し、世界中のARMYと交流した。今年はデビュー10周年という節目の年にあたることから、兵役中のメンバーがいる中でも記念イベントを行う見通しだ。

 HYBEは昨年、米ラスベガスと韓国南部・釜山でBTSのコンサートと都市観光を絡めた「ザ・シティー」プロジェクトを展開した。
 同プロジェクトはファンが単に公演を見るだけでなく、都市全体を楽しめるようにするもので、BTSが昨年10月に釜山で公演した際にはロッテワールド・アドベンチャー釜山や海雲台エルシティーなど地元の観光名所でレーザーライトショーや打ち上げ花火、BTSの展示会などを催し、釜山を紫色に染めた。

 HYBEの関係者はソウル市との同様のイベント開催について「計画が確定すれば発表する」と伝えている。

 2013年6月13日にヒップホップグループとしてデビューしたBTSは、世界の舞台でK―POPの可能性を広げたと評価されている。温かいメッセージを込めた楽曲と華やかなパフォーマンス、ファンとの密なコミュニケーションで大きな人気を集めた。

 20年リリースの「Dynamite」で韓国の歌手として初めて米ビルボードのメインシングルチャート「ホット100」1位を獲得。その後も「Life Goes On」「Butter」「Permission to Dance」など立て続けにグローバルヒット曲を出し、世界的なグループに上り詰めた。

 BTSはデビュー10周年に合わせ、これまでの歩みを振り返る回顧録を韓国と米国で出版する。韓国ではBTSデビュー10周年記念の切手も発行される。

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