深夜の大音響に警察も出動…グッチの「景福宮ショー」アフターパーティーが物議

【NEWSIS】イタリアの高級ブランド「グッチ（GUCCI）」が、ソウルの景福宮でのファッションショーの後にアフターパーティーを開催し、その騒音が深夜まで続いたとして周辺住民が苦情を訴えた。

　SNS（交流サイト）には16日、グッチの景福宮ファッションショーのパーティー会場をズームアップして撮影した20秒ほどの動画が投稿された。撮影者は「悪口を言って本当に申し訳ない。あれ、景福宮のグッチ・ファッションショーのアフターパーティーなんだって」「どうしてあんなに外に漏れるほどの音を流しているのか分からない」と書き込んだ。

　また、「ここは人の住む場所であり、今は午後11時30分だ。こんなのあり得ない」「高級ブランドの会社にふさわしい振る舞いができないのか。リアルタイムのトレンドに（ファッションショーに関して）いい話題が多かったので好意的に考えていたが、これは見過ごせない」とつづった。この撮影者は「母親は耐えきれずに警察に通報した」として「2－3時間ほどあの状態が続いている」と説明した。

　また、別のネットユーザーは「夜12時になっても大きな音がしていたが、ついに警察が出動した。『なんだろう』と思ったら、グッチの景福宮ショーのアフターパーティーだった」と動画を投稿した。1分２秒ほどの動画には、警察車両のサイレンの音が鳴っている中、パーティーが終わって参加者らが外に出てくる様子が映っていた。

　これを見た多数のネットユーザーは、「あのアフターパーティーはやり過ぎだ」と批判の声を上げた。「あんなに遠くから撮っているのにしっかり音が聞こえている」「近所が住宅街だということに衝撃を受けた。騒音に関する事前の告知などしていないのだろう」「アフターパーティーのせいでブランドのイメージが低下しそう」などの反応が相次いだ。

　なお、グッチは16日、ソウルの景福宮で「2024クルーズコレクション ファッションショー」を開催した。このファッションショーはグッチ初のアジア開催となるクルーズファッションショーで、芸能界やファッション界の関係者らおよそ570人が参加。朝鮮王朝時代に王室の儀式や外国の使者を迎える行事が行われていた勤政殿がステージとして使われた。