ASTROムンビンさん死去に悲しみの声 海外メディアも報道

ASTROムンビンさん死去に悲しみの声 海外メディアも報道

【ソウル聯合ニュース】韓国の男性グループ、ASTRO(アストロ)のメンバー、ムンビンさんの突然の訃報に、芸能界や国内外のファンは悲しみに包まれている。

 ムンビンさんは19日夜、ソウル市内の自宅で亡くなっているのが発見された。警察は自殺を図ったとみている。

 ASTROの所属事務所によると、メンバーのチャ・ウヌさんは現在米国から帰国中で、20日に韓国に到着する予定だ。

 兵役中のメンバー、MJさんも急きょ休暇を取って葬儀場を訪れた。

 ムンビンさんの妹でガールズグループ、Billlie(ビリー)のメンバー、ムンスアさんは今週のスケジュールをキャンセルし、葬儀場で弔問客を迎えている。

 歌手で女優のIU(アイユー)さんは、韓国映画「ドリーム」(原題)の封切りを控えて行ったインタビューの解禁日を24日に遅らせるよう要請。ガールズグループのLE SSERAFIM(ル セラフィム)は、バラエティー番組の収録前に行う予定だったテレビ局前での撮影を取りやめた。

 歌手のヒョリンさんやタレントのクォン・ヒョクスさん、ミュージカル俳優のキム・ホヨンさんはSNS(交流サイト)で哀悼の意を表した。

 ムンビンさんが生前にSNSに投稿した最後の文章には、海外のファンらが追悼のコメントを寄せた。

 海外の主要メディアもムンビンさんの訃報を報じ、韓国芸能界の過酷なシステムを指摘した。

 米紙ニューヨーク・タイムズは相次ぐ芸能人の死に言及し、「韓国社会は、最も人気のある文化輸出産業であるK―POP市場の何が間違っているかを振り返ることになった」と伝えた。

 英紙ガーディアンも「K―POPスターは10代前半から半ばの若さで芸能事務所に所属し、厳格な統制と厳しいダンスや歌のレッスンを受ける」と説明した。

 英BBCは「韓国は先進国の中で若者世代の自殺率が最も高い国であり、特に20代の自殺率が上昇している」と指摘した。

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