【原州聯合ニュース】韓国の人気グループ、BTS(防弾少年団)のJ-HOPE(ジェイホープ)さん(29)が18日、兵役のため北部・江原道原州市にある陸軍第36師団の新兵教育隊に入所した。BTSメンバーの軍入隊は、昨年12月のJIN(ジン)さんに続いて2人目となる。
J-HOPEさんを乗せたとみられる黒い車両はこの日午後2時ごろ、第36師団の前の橋を渡り衛兵所を通過して構内に入った。J-HOPEさんはイベントやあいさつを行わず静かに入隊することを選び、記者の前にも姿を見せなかった。雨の中、姿を見ようと待っていたファンは車がそのまま通過していくと残念そうな様子を見せた。
軍と警察は混雑に備え、関係車両以外の車の出入りを徹底して規制した。新兵教育隊の正門前から規制線を張り、30~40人ほどいた記者の接近を阻んだ。海外メディアの記者らはJ-HOPEさんの入隊の姿を収めようと規制線の外に複数台のスマートフォンを設置し、数時間にわたりライブ配信を行った。
多くの記者が取材に駆け付けた一方、集まったファンは10人あまりだった。所属事務所がJ-HOPEさんの入隊時の公式イベントは行わないと伝えていたことに加え、雨も影響したとみられる。
それでも熱心なファンが昼前から待機する姿がみられ、ファンが用意した応援バスも目を引いた。バスの車体には「これからは私たちを信じる番」とのフレーズとともにJ-HOPEさんの写真があしらわれていた。
1994年生まれのJ-HOPEさんは2020年に改正された兵役法に基づき、文化体育観光部長官の入隊延期推薦を受けて満30歳になる24年の年末まで入隊が延期されていたが、兵役の義務を果たすため入隊延期の取り消しを申請し、この日、兵役に就いた。
J-HOPEさんは前日の17日、ファン向けコミュニティープラットフォーム「Weverse(ウィバース)」で髪を短く切った姿を公開し、「元気に行ってきます」とファンにあいさつしていた。