【NEWSIS】泥酔状態で車を運転し、事故を起こしたとして裁判にかけられた女優キム・セロン(22)に対し、裁判所が一審で言い渡した2000万ウォン(約203万円)の罰金刑が確定した。
裁判所が明らかにしたところによると、キム・セロンは道路交通法違反(飲酒運転)などの罪により一審で受けた罰金刑に対し、控訴期間である今月12日までに控訴状を提出しなかった。検察も控訴状を提出しなかったため、キム・セロンの一審判決はそのまま確定した。
今月5日にソウル中央地裁刑事4単独の李歓麒(イ・ファンギ)判事は、キム・セロンに対し検察の求刑通り罰金2000万ウォンを言い渡した。
李判事は「当時の被告人の血中アルコール濃度は高く、運転距離も短くなく、厳罰に処する必要がある」としながらも「過ちを認め、被害の大部分は回復しており、犯罪の前歴がない初犯」と量刑の理由を説明した。
キム・セロンは、昨年5月18日午前8時ごろ、ソウル市江南区の鶴洞交差点で、飲酒運転をして街路樹や変圧器に数回ぶつかる事故を起こした罪で裁判にかけられた。
事故直後にキム・セロンは警察による血中アルコール濃度測定を拒否し、警察は付近の病院で採血を行った。国立科学捜査研究院による採血分析の結果、キム・セロンの血中アルコール濃度は免許取消水準(0.08%)をはるかに上回る0.227%だったことが分かった。
キム・セロンの車の後部座席に同乗するなど、飲酒運転をほう助した罪で起訴された同乗者A被告(21)も前日、検察の求刑通り罰金500万ウォン(約51万円)の刑を言い渡された。