モロッコで韓国屋台出店したペク・ジョンウォン受難、SNSに現地人から批判殺到

写真=『商売の天才ペク社長』ののキャプチャー
▲ 写真=『商売の天才ペク社長』ののキャプチャー

【NEWSIS】料理研究家で外食事業も手掛けるペク・ジョンウォンが、自身が出演するバラエティー番組『商売の天才ペク社長』(tvN)の放送に関連し、モロッコ人らからの悪質コメントに悩まされている。

 9日に放送された『商売の天才ペク社長』では、ペク・ジョンウォンがモロッコの夜市で韓国料理を売る姿が紹介された。ペク・ジョンウォンは屋台でプルコギ(韓国風すき焼き)バーガーとカルビタン(牛骨スープ)を提供し、現地の人々は舌鼓を打った。

 しかし、商売開始から約50分後、電気を止められるなど、商売が妨害された。現地のアルバイトスタッフは、市場の関係者と話した後、「これ以上、商売を続けることはできない」と言った。問題が生じたとのことだったが、理由は分からないという。スタジオにいた俳優イ・ジャンウは「よそ者なのによく売れているから、妬まれたんじゃないか」と言って残念がった。

 ペク・ジョンウォンは、制作陣とのインタビューで「突然電気がパッと消えた。長く商売をしていると勘が鋭くなるが、何かおかしな感じがした。誰かの意図によって店を閉めざるを得なくなり、非常に気分が悪い」と話した。その上で「腹が立ったが、顔に出ないよう気を付けた。自分にできることはそれしかなかったから。撤収するにしても、見くびられたくなかった」と明かした。

 モロッコでは、ハラール食品(イスラム教において食べることを許された食品)しか食べることができないとイスラム法で定められている。出演陣は、自分たちで購入したハラール肉と現地の市場で調達した材料だけで料理を作って売っていたが、一部の現地人が、食材量の調達先に疑問を抱き、市場の関係者に伝えた。制作陣が説明したものの、市場側が「お客さんが変なものを食べて具合が悪くなったら誰が責任を取るのか」と言ったため、販売を諦めたという。

 放送終了後、ペク・ジョンウォンのインスタグラムには、モロッコ人からの批判が殺到。モロッコの一部ネットユーザーは、放送の表示でモロッコの範囲が誤っていたことや、イスラム教徒の祈りを侮辱したことなどを指摘して非難した。また、わざと劣悪な環境下で商売をしてモロッコのイメージを悪化させたと主張する人もいた。「モロッコの伝統と宗教を尊重しなかった」「訪れた国を尊重しないのは無礼だ」「人種差別主義者だ」などのコメントもあった。

チェ・ジユン記者
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