【NEWSIS】韓国検察が、女性アイドルグループFin.K.L.出身の女優ソン・ユリの夫で元プロゴルファー(現在はコーチ)のアン・ソンヒョンの身柄確保に乗り出したが、裁判所はこれを受け入れなかった。アン・ソンヒョンは、暗号資産(仮想通貨)の取引所上場と引き換えに業者から金品を受け取った疑いが持たれている。
ソウル南部地裁の金芝淑(キム・ジスク)令状専担部長判事は7日、特定経済犯罪法違反(詐欺)、背任収賄などの疑いが持たれているアン・ソンヒョンに対する拘束前被疑者尋問(令状実質審査)を行った後、拘束令状を棄却した。
金部長判事は「容疑に争いの余地があり、証拠収集の程度、供述態度に照らしてみると計画的証拠隠滅のおそれがあるとはみなし難い」とし、「その他、家族関係などを総合すると、現段階で拘束の必要性や相当性があるとはみなし難い」と判断した。
ソウル南部地検金融調査2部(蔡熹満〈チェ・ヒマン〉部長検事)は今月5日、アン・ソンヒョンに対する拘束令状を請求していた。