【NEWSIS】道路交通法違反(飲酒測定拒否)などの罪で起訴された人気グループSHINHWAのメンバー、シン・ヘソン(本名チョン・ピルギョ、43)が6日、初公判に出席し、「多くの皆さんを失望させ、傷つけてしまい、申し訳なく思っている」と涙ながらに語った。
シン・ヘソンはこの日午前10時40分、ソウル東部地方裁判所イ・ミンジ判事の審理で行われた道路交通法違反(飲酒測定拒否)、自動車の違法使用による第1回公判期日でこのように述べた。
シン・ヘソンはこの日、帽子を含め服の上下、靴まですべて黒いアイテムを身に着け、裁判所の建物に入っていた。マスクとカーディガンだけは白かった。
「ファンに一言」を求める報道陣に対し、シン・ヘソンは答えず、「申し訳ない」という言葉だけをささやき、頭を下げたまま法廷に向かった。
シン・ヘソン側はこの日、検察が提示した公訴事実、証拠目録などについて、すべて認めた。これを受け、検察はシン・ヘソンに対し懲役2年を求刑した。
シン・ヘソンの弁護人は「過ちを反省している」とした上で「25年間にわたり歌手活動を行いながら、最近対人恐怖症、うつ病、パニック障害などを患い、2021年から番組出演を中断していた。該当の期間中、飲酒はしていない」と強調した。
さらに「昨年半ばごろ、症状が回復し、事故発生日に13年ぶりに(会う)知人らと食事の席を設けた。それまでの苦悩を打ち明け、酒を飲んでいたところ、久しぶりの飲酒ということで記憶がなくなり、今回のような事故を起こしてしまった」とした上で「過ちを犯したことは事実だが、肉体的、精神的に苦しい状況だった」と述べ、善処を求めた。
自動車の違法使用に関しては、「最初から無断で車を使用しようとしていたわけではない」とした上で「車の所有者と円満に示談でき、処罰を望んでいない」と釈明した。
シン・ヘソンは最終陳述で「模範的な姿をお見せしなければならないのにもかかわらず、多くの皆さんを失望させてしまったようで、申し訳ない。二度とこのようなことがないよう、反省している」と言って涙ぐんだ。
なお、シン・ヘソンに対する第一審判決は20日に予定されている。