【NEWSIS】泥酔状態で車を運転し、事故を起こしたとして裁判沙汰になっている女優キム・セロン(22)が、一審で罰金刑を言い渡された。
ソウル中央地方裁判所のイ・ファンギ判事は4日、道路交通法違反(飲酒運転)などの罪で起訴されたキム・セロンに対し、罰金2000万ウォン(約200万円)を言い渡した。飲酒運転ほう助の罪で起訴された同乗者Aはこの日、法廷に姿を見せず、判決が延期となった。
この日、裁判所に姿を見せたキム・セロンは、生活苦を訴えたのはうそではないのかと物議をかもしていることについて、「わたしが自分から生活苦を訴えたわけではない」とした上で「アルバイトをしているのも事実だし、違約金が高額なのも事実」とコメントした。
公判に先立ち、法廷に10分ほど早く到着したキム・セロンは、ほかの事件の判決が出ている間、前方を注視したり、頭を下げたりしていたが、自分の判決が下される間は特に表情の変化はなく、両手を合わせて傾聴していた。
イ・ファンギ判事は量刑の理由について「当時、被告人の血中アルコール濃度が高く、運転距離も短くなかったため、厳しく罰する必要がある」としながらも「過ちを認め、被害の大部分が回復しており、犯罪の前歴がない初犯」と説明した。
キム・セロンは判決が下された後、イ・ファンギ判事に対し小さな声で「お疲れさまでした」と話した。
キム・セロンはその後、法廷を出て報道陣に対し「申し訳ない気持ち」と打ち明けた。「悔しくないか」という報道人の質問には、「飲酒運転をした事実自体が誤りなので、それについては言い訳のしようがない」とした上で「そのほかのことは、事実ではないこともたくさん記事化されている。ただこれと言って釈明することはできない。怖くて」と答えた。
検察は先月行われた公判でキム・セロンに対し罰金2000万ウォンを、同乗者Aには罰金500万ウォン(約50万円)をそれぞれ求刑していた。