『コクドゥの季節』最終話、梨泰院雑踏事故で他界したイ・ジハンさんを追悼 「忘れません」

【SportsChosun】MBCドラマ『コクドゥの季節』が、最高のハッピーエンドと共に、是非とも言及すべき一人の俳優を忘れないエンディングで幕を下ろした。生前の、あまりにも美しかった故人の姿が視聴者を粛然とさせた。

　『コクドゥの季節』は、梨泰院雑踏事故でこの世を去った俳優イ・ジハンさんを追悼した。

　24日に放送された『コクドゥの季節』では、最終回（16話）の放送が終わった後、イ・ジハンさんが参加していた撮影のオフショット動画を公開した。

　動画でイ・ジハンさんは、各場面で最善を尽くそうと緊張をみなぎらせている。スタッフと明るく言葉を交わしたり、またカットのサインが出るたびに、意欲あふれる表情で視聴者の視線を引き付けた。

　ドラマのワンシーンのように後ろを振り返るイ・ジハンさんの姿に、制作陣は「『コクドゥの季節』キャストとスタッフは、俳優イ・ジハンを忘れません」という字幕を付け、哀悼の意を表した。

　イ・ジハンさんは同作で、ハン・ゲジョル（イム・スヒャン）の元交際相手で人気プロゴルファーのチョン・イドゥン役にキャスティングされ、撮影も行っていたが、梨泰院雑踏事故で最後まで作品を共にすることはできなかった。

　『コクドゥの季節』は、99年ごとに人間に天罰を下しに現世へ降りてくる死神コクドゥと、神秘的な能力を持つ往診医のファンタジーロマンスを描いたドラマ。ハン・ゲジョルとコクドゥが恐るべき呪いを克服して千年の愛を実現し、幕を閉じた。