【NEWSIS】通販番組司会者のユ・ナニが、女性お笑いタレントのパク・チソンさん(1984-2020)を冒涜するような発言をめぐり謝罪した。
ユ・ナニは24日、写真共有ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「インスタグラム」に「(ホームショッピングの番組で)該当の発言について、過ちに気づき、謝罪した。しかし、誰かを連想させ、また多くの人につらい思いをさせたこと、心からおわび申し上げる」とした上で「(パク・チソンさんは)大好きな後輩だったし、彼女がこの世を去ったとき、誰よりも胸を痛めた人間の一人だった。わたしもまた、ほかの仲間やファンたちのように、彼女を心から恋しく思っていた。その心の片隅の恋しさから思わず番組放送中に残念な気持ちとして出た一言が、皆さんを傷つけてしまったようで、重苦しい一日を痛感した」とつづった。
「単純に品物を販売する立場というよりは、仲間であり、子どもがいる親として、本当によいこと、小さなこと一つまで、誰よりも正直に分かち合いたかった。今この文章が、わたしの気持ちそのまま皆さんに伝わるかどうか分からないけれど、これから小さな一言にも注意し、よりいっそう謙遜するユ・ナニになりたい」
ユ・ナニは「わたしのせいで傷ついたすべての皆さんに、心からおわび申し上げる」とした上で「誰かにとって普通の一日、また誰かにとってはあたたかい一日だったかもしれない、この大切な一日を気が重い一日にしてしまい、本当に申し訳ない。ただ真心をお伝えしたいと思うばかりだ。あらためて、頭を下げておわびする」とコメントした。
なお、ユ・ナニは2月4日、CJオンスタイルで幹細胞コスメの販売中、「ある女性お笑いタレントを思い出す。『彼女がこれ(化粧品)を知っていたらよかったのに…』と思った」と説明した。実名には言及していないが、肌の病気でつらい時期を過ごしていたパク・チソンさんを連想させた。これを受け、一部の視聴者は放送通信審議委員会に苦情を訴えた。放送通信審議委員会は14日、広告審議小委員会を開き、審議を行い、意見陳述決定を下した。意見陳述は、放送通信審議委員会が制裁を下す前、釈明の機会を与える過程だ。制作スタッフとユ・ナニの意見陳述を聞き、最終的な制裁のレベルを決定する予定だという。