『ザ・グローリー』、パート2も中国で違法視聴が猛威…既に14万件超のレビュー評価

【NEWSIS】ソン・ヘギョ主演のNetflixオリジナルドラマ『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』が、中国で違法に流通している。

 誠心女子大の徐ギョン徳(ソ・ギョンドク)教授は14日、自身のインスタグラムに「最近、Netflixのドラマ『ザ・グローリー』パート2が公開されたが、直後から中国国内で違法視聴が再び猛威を振るっている」「中国のコンテンツ・レビュー・サイト『豆瓣』では、『ザ・グローリー』パート2の公開前から既にレビュー画面が作られていた。レビューサイトでは現段階で14万件以上の星評価がついている」とつづった。

写真=徐ギョン徳教授のSNS画面コピー
▲ 写真=徐ギョン徳教授のSNS画面コピー

 「中国国内での韓国コンテンツの違法流通はすでに当たり前のことになっている。さらにあきれるのは、それを恥とも何とも思っていないことだ。パート1のときも同じだったし、『イカゲーム』『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』など世界中で人気を集めているコンテンツを違法にダウンロードし、盗み見るという行為が習慣化している。ドラマに登場する韓流スターの肖像権を勝手に使用して『偽物』グッズを製造・販売し、自分たちの収益源と考えている。その上、こっそり盗み見て堂々と評点を付けるということまでやってのける」

 徐教授は「中国当局が積極的に取り締まるべき」として「昨年の北京冬季五輪では、五輪のマスコット『ビンドゥンドゥン』に関する知的財産権保護および違法流通を阻止するために、中国当局は厳しい取り締まりを実施した。このように、中国当局は知らないわけではない。知っていながらこれまで手を付けなかったのだ。今からでも中国当局は、他国の文化をまず尊重する姿勢を学び、必ず行動で示す必要がある」と指摘した。

 「環球時報など中国官営メディアは自国民のこのような違法視聴について、何が間違っているのかを報じ、違法流通を根絶できるよう公論化すべきだ。見て見ぬふりをしているから、さらに大きな問題が起きるのだ」として「いいコンテンツをつくるのも大事だが、世界できちんと保護されるいいシステムを構築することにも目を向けるべき」と強調した。

 『ザ・グローリー』は、高校時代に受けたいじめや暴力のせいで魂まで壊れてしまった主人公ムン・ドンウン(ソン・ヘギョ)が、人生をかけて復讐(ふくしゅう)するストーリーだ。パート2では、ドンウンが高校時代のいじめの加害者らに復讐する姿が描かれる。パート2は10日の公開からわずか三日で世界のNetflixテレビ番組部門の1位に立った。昨年12月30日に公開されたパート1は、公開から6日目に4位にランクインしたのが最高順位だった。

チェ・ジユン記者
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