美術品連動仮想通貨詐欺、KARAメンバーのギュリさんを参考人聴取

 韓国の女性アイドルグループ「KARA」のメンバー、ギュリこと朴奎利(パク・ギュリ)さん(34)が元交際相手S氏(23)の仮想通貨詐欺容疑に関連し、参考人聴取を受けた。

 ソウル南部地検金融調査1部は20日、美術品と連動した仮想通貨を発行したP社代表のS容疑者を資本市場法違反と詐欺の疑いで捜査していることを明らかにした。

美術品連動仮想通貨詐欺、KARAメンバーのギュリさんを参考人聴取

 検察によると、S容疑者は仮想通貨を発行、宣伝する過程で虚偽情報を流し、相場を操作するなどした疑い。P社が発行した仮想通貨は高価な美術品を分割方式で共同所有できるように設計された仮想通貨。P社は仮想通貨を発行する際、韓国国内だけでなく、海外の有名美術品の取引や競売などにも活用できると宣伝した。

 検察はS容疑者を取り調べる過程で、元交際相手であり、当時P社の美術品ギャラリーキュレーターを務めていたギュリさんを参考人として呼んで取り調べた。検察はギュリさんが問題の仮想通貨を保有、販売した状況をつかみ、具体的な経緯を確認している。ギュリさんとS容疑者は2019年から恋愛関係となり、21年に別れたとされる。

 ギュリさんの所属事務所は「参考人陳述の過程で、仮想通貨事業に関連し、不法行為に加担せず、いかなる不当な利益も取得していないことを明確に説明した」との声明を発表。「問題の事業とはいかなる関連もないが、関連捜査に最大限協力する」と表明した。

 P社は仮想通貨取引所コインワンに上場した当時、ブローカーを通じて裏金を渡した疑いも指摘されたが、検察は具体的な容疑は確認されなかったとした。

ソン・ギヨン記者
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