「カン・ジョンヒョンBithumb疑惑」めぐり検察がパク・ミニョンを参考人聴取

【NEWSIS】暗号資産取引所ビットサム(Bithumb)の関連会社経営陣による横領疑惑を捜査している検察が、女優パク・ミニョン(36)の事情聴取を行った。パク・ミニョンは、ビットサムの実オーナーといわれる資産家カン・ジョンヒョン氏との熱愛説が流れたことがある。

 ソウル南部地検金融調査2部(蔡熹満〈チェ・ヒマン〉部長検事)は13日、パク・ミニョンを参考人として出頭させ、事情聴取を行ったという。14日に法曹関係者が明らかにした。

 検察は、カン・ジョンヒョン氏がビットサムの株価操作、横領などを通じて不当な利益を得る過程でパク・ミニョンが関与したかどうかを調べたとのことだ。併せて、ビットサム関連会社から発行した転換社債(CB)の借名取引にパク・ミニョンの名前が用いられたり、数億ウォン(1億ウォン=約1040万円)台の差益が発生した疑惑をめぐっても事実関係を確認中だという。

「カン・ジョンヒョンBithumb疑惑」めぐり検察がパク・ミニョンを参考人聴取

 この件に関してパク・ミニョンは、検察の事情聴取で借名取引と自分は関係ないという趣旨の主張を行ったと伝えられている。

 検察はパク・ミニョンを出国禁止とし、追加で出頭させて事情聴取を行うかどうか検討しているという。

 これに先立ち検察は今月2日、特定経済犯罪加重処罰法に定める横領・背任、資本市場法に定める詐欺的不正取引などの疑いが持たれているカン・ジョンヒョン氏と関連会社の人物1人について、拘束令状の発布を受けた。

 検察は、カン・ジョンヒョン氏が妹カン・ジヨン氏と共謀して会社の資金を着服したり、株価操作を行ったりしたと見て、捜査を続けてきた。またカン・ジョンヒョン氏は、公示義務を回避するため転換社債を借名で取引した疑いも持たれている。

 ビットサム・ホールディングスの筆頭株主は、34.22%を保有しているKOSDAQ上場企業のビデンテ(Vidente)で、ビデンテの筆頭株主はキオスク流通会社のインバイオジェン(INBIOGEN)、さらにインバイオジェンの筆頭株主はコンテンツ流通会社のバケットスタジオ(Bucket Studio)だ。

 このうち、インバイオジェンとバケットスタジオはカン・ジヨン氏が代表取締役を務めている。

 昨年には、パク・ミニョンの実姉がインバイオジェンの社外取締役になったという報道もあったが、パク・ミニョンの熱愛説が浮上した後、辞任したという。

チョン・ジンヒョン記者
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