【ソウル聯合ニュース】米音楽界最高の栄誉とされる第65回グラミー賞の授賞式が6日午前(日本時間)、米ロサンゼルスで開催され、「最優秀ミュージック・ビデオ賞」と「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞」にノミネートされていた韓国男性グループのBTS(防弾少年団)は3回目の挑戦となった今年も受賞を逃した。
BTSは2020年と21年にそれぞれ世界的ヒットを巻き起こした英語曲の「Dynamite」と「Butter」で最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞に連続ノミネートされたが、受賞には至らなかった。今年は英ロックバンド・コールドプレイとのコラボレーション曲「My Universe」で同賞、BTSのアンソロジーアルバム「Proof」のタイトル曲「Yet To Come」で最優秀ミュージック・ビデオ賞の候補にそれぞれ選ばれた。
最年長メンバーのJIN(ジン)が兵役中のためグループ活動を一時休止しているBTSは、今年の授賞式には出席しなかった。
グラミー賞は歌手やプロデューサー、レコーディングエンジニア、評論家などの音楽専門家団体であるザ・レコーディング・アカデミーが1959年から毎年開催。グラミー賞と並び米3大音楽授賞式と称される74年開始の「アメリカン・ミュージック・アワード(AMA)」、90年開始の「ビルボード・ミュージック・アワード」よりはるかに歴史が長い。その分、商業的成果よりも音楽性が重視され、受賞が難しいことで定評がある。
BTSはAMAとビルボード・ミュージック・アワードではそれぞれ受賞している。