「銀幕の女王」ユン・ジョンヒ、きょうフランス・パリで家族葬

 【NEWSIS】「銀幕の女王」と言われた女優ユン・ジョンヒさん(本名ソン・ミジャ、78)の葬儀が30日(現地時間)、フランスで執り行われる。

 映画関係者によると、ユン・ジョンヒさんの葬儀はこの日、パリ近郊の聖堂で家族葬として行われるという。故人の夫でピアニストの白建宇(ペク・ゴヌ)と娘のバイオリニスト、ペク・ジニら家族や親せき、そしてフランスに居住する親しい知人らだけが出席する中、葬儀は非公開で行われる。ユン・ジョンヒさんの遺体は火葬され、故人の希望により、近隣の墓地に埋葬されるという。

「銀幕の女王」ユン・ジョンヒ、きょうフランス・パリで家族葬

 韓国国内ではこの日午前、ソウルに居住する遺族の意向により、ソウル市内の汝矣島洞聖堂でユン・ジョンヒさんのための慰霊ミサが行われた。該当の聖堂は、ユン・ジョンヒさんが韓国に滞在するたびに訪問していた場所だという。慰霊ミサは来月1日まで行われ、遺族の一部は31日からミサ奉献に参加すると伝えられている。

 なお、20日にパリで亡くなったユン・ジョンヒさんは1960年代後半から1970年代後半にかけて活躍した映画スターだ。ムン・ヒ、ナム・ジョンイムと共に「女優トロイカ時代」を築いた。およそ300本の作品に出演し、韓国で開催されるほぼすべての授賞式で主演女優賞を手にしている。2010年に出演したイ・チャンドン監督の映画『ポエトリー アグネスの詩』が最後の作品となった。

イ・ジェフン記者
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