パク・チャヌク監督の『別れる決心』、2部門でノミネート＝英国アカデミー賞

　【NEWSIS】パク・チャヌク監督の映画『別れる決心』が今年、英国アカデミー賞で2部門にノミネートされた。韓国映画が英国アカデミー賞授賞式で2部門以上候補に挙がるのは、2020年のポン・ジュノ監督の映画『パラサイト　半地下の家族』以来、3年ぶりのことだ。

　英国映画テレビ芸術アカデミー（British Academy of Film and Television Arts＝BAFTA）は19日（現地時間）、第76回英国アカデミー賞のノミネーションを発表した。パク・チャヌク監督の『別れる決心』は、監督賞と外国語映画賞の2部門でノミネートされた。

　パク・チャヌク監督の映画が英国アカデミー賞授賞式で監督賞部門の候補に挙がったのは今回が初めてで、外国語映画賞にノミネートされたのは『お嬢さん』以来2作目だ。『お嬢さん』は受賞の栄誉も手にした。韓国映画が2部門異常でノミネートされたのはポン・ジュノ監督の『パラサイト　半地下の家族』（作品賞・監督賞・脚本賞・外国語映画賞）以来2度目だ。なお、『パラサイト　半地下の家族』は当時、脚本賞と外国語映画賞の二冠を達成した。また、2021年には女優ユン・ヨジョンが映画『ミナリ』で助演女優賞を手にした。

　『別れる決心』は、パク・チャヌク監督にとって2016年の『お嬢さん』以来6年ぶりとなる新作だ。この作品は昨年5月、カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した。映画祭で上映されたとき、多くの海外メディアが口をそろえて「傑作だ」と高く評価した。韓国国内では昨年6月末に公開され、観客189万人を動員した。

　なお、今年の英国アカデミー賞授賞式は2月19日、英国ロンドンのサウスバンク・センターのロイヤル・フェスティバル・ホールで開催される予定だ。

ソン・ジョンビン記者