【Pickcon】ユン・ジョンヒさんが死去した。映画『ポエトリー アグネスの詩』『太白山脈』など観客の心に数多くの作品を残した名優だった。
20日(韓国時間)、女優ユン・ジョンヒさんがフランスのパリでアルツハイマー型認知症の治療中に息を引き取った。78歳だった。
1944年生まれのユン・ジョンヒさんは1967年の『青春劇場』でデビューし、人々に愛された。1960年代にはムンヒ、ナム・ジョンヒと共に「女優トロイカ時代」を築き、一斉を風靡(ふうび)した。特に遺作となったイ・チャンドン監督の映画『ポエトリー アグネスの詩』(2010年)では青龍映画賞主演女優賞や大鐘賞映画祭主演女優賞を受賞するなど、実力を証明した。
ユン・ジョンヒさんは1976年にピアニストの白建宇(ペク・ゴヌ)氏と結婚したことでも話題となった。その後、白建宇氏やバイオリニストのペク・チニ氏とフランスのパリで暮らしていた。2021年にはユン・ジョンヒさんが家族に放置されているという話が広がったこともあったが、後見人の座をめぐる法的な争いを経て、娘ペク・ジニ氏がユン・ジョンヒさんの成年後見人になり、騒動に終止符を打った。