日本映画『百円の恋』、韓国でリメイクへ

 【NEWSIS】日本映画『百円の恋』(2014、武正晴監督)が韓国でリメイクされる。

 VAROエンターテインメントと映画社ミジは、『百円の恋』韓国版の制作を推進している、と17日発表した。

 『百円の恋』は、夢も仕事もお金もない32歳の一子(安藤サクラ)が、うまくいかない人生をやり直すためボクシングに挑戦する、というストーリーを描く作品だ。

写真提供=VAROエンターテインメント、映画社ミジ
▲ 写真提供=VAROエンターテインメント、映画社ミジ

 主演の安藤サクラが第39回日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞を獲得したほか、最優秀脚本賞をはじめ、優秀作品賞、優秀監督賞、優秀助演男優賞などを受賞した。また、第88回キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞、第37回ヨコハマ映画祭脚本賞、そして第19回富川国際ファンタスティック映画祭NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)などを受賞し、作品性を認められた。「N放世代(すべてをあきらめている世代)」の哀歓を描いており、韓国の観客の共感も得て、マニア層を構築した。

 韓国版は、第19回全州国際映画祭でネットパック賞を受賞した映画『大人図鑑』のキム・インソン監督がメガホンをとる。VAROエンターテインメントと映画社ミジは「原作が持つ感動と郷愁を余すところなく伝えながらも、韓国的なディテールを加えることで見どころを増す見通しだ」と期待している。

イ・ジェフン記者
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