【SportsChosun】米国の経済誌「フォーブス」が、ソン・ヘギョ主演の韓国ドラマ『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』(以下『ザ・グローリー』)を特集・分析し、高く評価した。
フォーブスは1日(現地時間)、「傷を負ったソン・ヘギョが『ザ・グローリー』で起こしたK-ドラマ復讐劇」と題する記事で、昨年12月30日からネットフリックスで配信されている新オリジナルシリーズ『ザ・グローリー』(脚本:キム・ウンスク、演出:アン・ギルホ)を集中的に分析し、絶賛した。
フォーブスは『ザ・グローリー』に第1話から登場する学校での激しい暴力・いじめのシーンについて「第1話を見るのは容易ではない。いじめは残忍で、決して治癒されることのない身体的・心理的な傷を残す。ソン・ヘギョは残忍ないじめの被害者、ムン・ドンウンを演じている。ムン・ドンウンは、高校の同級生たちから暴力を伴ういじめを繰り返し受け、一目で分かるような傷跡が体中にあるにもかかわらず、同級生たちは一度も処罰を受けない」と説明した。
また、その後大人になって、いじめの主犯格だったパク・ヨンジン(イム・ジヨン)の自宅前の集合住宅に引っ越したムン・ドンウンについても言及し「ボコボコにしてやりたい同級生の家を見下ろせる位置だ。引っ越してきたドンウンが最初にしたことは、部屋の窓と壁を、自分を苦しめた同級生らとそれを傍観した大人たちの写真で埋め尽くすこと」「ムン・ドンウンにとって生き続ける力となっているのは、復讐の必要性だ。破壊の欲望がなければ、自殺で終わっていただろう」と指摘した。
フォーブスは、ソン・ヘギョの演技についても賛辞を惜しまなかった。同誌は「ソン・ヘギョの絶妙な演技がドンウンの壊れた人格と恐ろしいほどの執念をよく表現している。自分が幸せを手に入れられず、自分を苦しめる人たちを破壊することに熱中するドンウンは、自分の望みを(復讐によって)叶えられても、それまで自分が受けた傷は消えないだろう」として、ソン・ヘギョの繊細な演技がムン・ドンウンのキャラクターを完成させていると賞賛した。
同誌はまた『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』『太陽の末裔 Love Under The Sun』『ミスター・サンシャイン』などの脚本を手掛けたヒットメーカー、キム・ウンスクの新作であることに言及し「『ザ・グローリー』は恐怖、メロドラマ、殺人ミステリーとストーリーを変化させながら、予想できないリズムを与えてくれる。この独創的な脚本は、ソン・ヘギョが出演した2016年のヒットドラマ『太陽の末裔』を生み出した脚本家、キム・ウンスクが手がけた」と紹介した。