KBS演技大賞:チュ・サンウク、イ・スンギが大賞…心のこもった受賞コメントでお茶の間を泣かせた

 俳優チュ・サンウク、イ・スンギが『2022KBS演技大賞』で大賞を受賞した。

 31日午後、ソウル市永登浦区汝矣島のKBS新館公開ホールで「2022KBS演技大賞」授賞式が開かれた。

 この日、栄誉の大賞は大河ドラマ『太宗イ・バンウォン』で活躍した俳優チュ・サンウクと、『法に則り恋せよ』の主役イ・スンギに与えられた。

 まずチュ・サンウクは「大河ドラマは5年ぶりに復活した。若いころ、『あんな役をやる機会が来るだろうか。やれたらうれしい』という思いを抱いたことがある。こんなに素晴らしい役をすることになった。大河ドラマが与える重み、重圧感は、一人では耐えられないほどだった。撮影するとき、とてもつらかった。けれど実の兄弟、家族のようにいつも応援し、助けてくださる先輩・後輩がいたので、最後まできちんと終えることができた。この賞を共に喜んでもらえたらうれしい」と語った。

写真提供=KBS
▲ 写真提供=KBS

 また「世界に一人だけのチャ・イェリョンさん、妻よ、愛してる」と愛情を示した。この様子を見守っていた妻で女優のチャ・イェリョンも涙を流した。

 共同受賞者のイ・スンギは「感謝している。本当にすごくどきどきしてる。今年一年は多分、自分の人生において一番大変な年だったと思う。本当に、こんなに大きな賞をいただいて、ありがたくもあるし恐れ多くもある」と感想を伝えた。

 元所属事務所のHOOKエンターテインメントと音源収益・CM出演料詐取などの問題で対立しているイ・スンギは「実際、きょうの演技大賞に来るべきなのか、理解を求めて不参加とするべきか、何百回も悩んでいた気がする。この場に来ようと決心した理由は一つ。ドラマはチームで作るものだから、個人的な問題でドラマの汗と努力が無視されてはいけないという思いで来た。大きな賞をいただいて感謝している」とあいさつした。

 さらに、イ・スンギは「当然の権利を見出すために多くを手放し、戦って得ていかなければならない、こんなことが受け継がれていってはだめだ、ときょうあらためて思った。多くの方が応援してくださって、大きな力になった。これからも僕は地道に一生懸命に俳優生活を送り、応援し、われわれのドラマを愛してくださった多くの方に感謝している」と感謝の気持ちを表した。

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