「秋休み」チョン・バビ、性暴行・違法撮影で懲役1年の実刑…法廷拘束

【SportsChosun】暴行および盗撮の罪で起訴されていたバンド「秋休み」のチョン・バビが、実刑判決を受けた。

　ソウル西部地裁では14日、暴行および性暴力犯罪の処罰等に関する特例法違反（カメラなどを利用した撮影）の罪で起訴されていたチョン・バビに対し、一審判決が言い渡された。

　裁判でチョン・バビには懲役1年の実刑に加え、40時間の性暴力治療プログラム履修および児童・青少年障害者関連機関での就業制限の命令が下された。判決に伴いチョン・バビは法廷で拘束された。

　ただし、元交際相手の20代の歌手志望生に対する違法撮影と、別の女性に対する暴行については、客観的な証拠が不十分なうえ被害者の証言が不明確だとの理由で無罪となった。

　判決では「被告は被害者に暴行を加え、性行為をこっそり撮影した。被害者は性的羞恥心と精神的ショックを受けており、厳罰を望んでいるが、被告は反省していない。しかし違法撮影物を流布したことが確認できず、過去に同種の犯罪歴もない」と量刑の理由を説明した。

　被害を受けた歌手志望の女性は2019年7月、チョン・バビに暴行されてその場面を同意なしに撮影されたと知人に訴え、20年4月に自ら命を絶った。これを受けて女性の遺族はチョン・バビを告訴。また、別の被害女性は昨年1月、チョン・バビに暴行されて違法撮影の被害を受けたとして告訴状を提出していた。

ペク・チウン記者