【ロサンゼルス聯合ニュース】韓国のパク・チャヌク監督の最新作「別れる決心」が米映画賞「第80回ゴールデン・グローブ賞」の非英語映画賞(旧・外国語映画賞)候補5作品の一つに選ばれた。ゴールデン・グローブ賞を主催するハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)が12日(現地時間)、ノミネートを発表した。
「別れる決心」は「お嬢さん」(2016年)以来、6年ぶりとなるパク監督の長編作品。山中で起きた変死事件を捜査することになった刑事のヘジュンが、被害者の妻ソレに会って疑いと関心を抱くことから展開される物語を描いた。韓国の俳優パク・ヘイルがヘジュンを、中国出身の女優、湯唯(タン・ウェイ)がソレを演じた。
ゴールデン・グローブ賞は、アカデミー賞の前哨戦ともいわれる。近年は韓国作品や韓国系コンテンツの受賞が続いている。2020年にポン・ジュノ監督の映画「パラサイト 半地下の家族」が韓国映画として初めて外国語映画賞に輝いた。21年には韓国系米国人のリー・アイザック・チョン監督が米国に移住した韓国人家族を描いた映画「ミナリ」が外国語映画賞を受賞した。
また、今年1月には米動画配信大手ネットフリックスのオリジナル韓国ドラマ「イカゲーム」に出演した俳優のオ・ヨンスがテレビ部門の助演男優賞を受賞した。