【ソウル聯合ニュース】米音楽界最高の栄誉とされる第65回グラミー賞のノミネートが、日本時間の16日午前2時ごろ発表される。韓国歌謡界は、K―POP人気男性グループのBTS(防弾少年団)が「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞」に3年連続でノミネートされるか注目している。ガールズグループのBLACKPINK(ブラックピンク)と男性グループのStray Kids(ストレイキッズ)がサプライズ候補となる可能性も取り沙汰される。
第65回グラミー賞は2021年10月1日(現地時間、以下同)から22年9月30日までに発表された作品を対象とする。レコード会社やレーベルが各部門にアーティスト、作品をエントリーし、主催のザ・レコーディング・アカデミーの会員が1回目の秘密投票を先月実施。これを通過したアーティスト、作品のノミネート発表を控えている。最終秘密投票を経て授賞者と授賞作が決まり、授賞式は来年2月5日に米ロサンゼルスで開催される。
グラミー賞の多数の部門のうち、最優秀アルバム賞、最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞、最優秀新人賞が主要4部門とされる。
BTSは今年6月にリリースしたアンソロジーアルバム「Proof」のタイトル曲「Yet To Come」をはじめ、英ロックバンド・コールドプレイとのコラボレーション曲「My Universe」、BTSのJUNG KOOK(ジョングク)が米シンガーソングライターのチャーリー・プースとコラボした「Left and Right」、JUNG KOOK、JIN(ジン)、V(ブイ)、JIMIN(ジミン)と米国のプロデューサー兼シンガーソングライターのベニー・ブランコ、ラッパーのスヌープ・ドッグがコラボした「Bad Decisions」が、最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞にエントリーされた。コラボ曲に関してはBTS側ではなくコラボ相手側がエントリーした可能性もある。
「Proof」はアンソロジーアルバムのため、一定以上の新曲収録が求められる最優秀アルバム賞の要件を満たさず、エントリーされなかったようだ。
BTSは特に、最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞で関心を集めている。12年に新設された同部門でBTSはここ2年、世界的ヒットを記録した「Dynamite」と「Butter」が連続してノミネートされたが、受賞は逃した。
今回は「Yet To Come」とコラボ曲の「My Universe」「Left and Right」「Bad Decisions」の4曲が、主要部門に加えて最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞にもエントリーされた。
韓国歌謡界は、米ビルボードのメインシングルチャート「ホット100」で1位を獲得した「My Universe」のノミネートに期待を示す。候補に選ばれれば、BTSは3年連続のグラミー賞ノミネートとしてK―POP史に新たな1ページを加えることになる。
また「Yet To Come」「Left and Right」「Bad Decisions」は「最優秀ミュージック・ビデオ賞」にもエントリーした。
K―POPグループからは、ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」でそれぞれ1位を獲得したBLACKPINKとStray Kidsも注目される。
BLACKPINKはセカンドフルアルバム「BORN PINK」を最優秀アルバム賞の選考に提出したほか、最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞や最優秀ミュージック・ビデオ賞などにもエントリーしたもよう。
Stray KidsやMONSTA X(モンスタエックス)、TWICE(トゥワイス)、エリック・ナム、TOMORROW X TOGETHER(TXT、トゥモロー・バイ・トゥギャザー)、ITZY(イッチ)などのグループも、最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞を中心にエントリーしたとされる。