米フォーチュン誌「韓国、BTS兵役で年36億ドル稼ぐチャンス失う」

 【NEWSIS】米経済専門誌フォーチュンが「男性アイドルグループBTS(防弾少年団)のメンバーたちが兵役に就くことにより韓国は年間数十億ドルを稼ぐチャンスを逃している」と報道した。

 同誌は17日(現地時間)、現代経済研究所が2018年に発表した資料を引用し、BTSの兵役に関する問題を報じた。

米フォーチュン誌「韓国、BTS兵役で年36億ドル稼ぐチャンス失う」

 同誌は「BTSは韓国経済に毎年36億ドル(約5370億円)以上貢献している」「2017年に韓国を訪れた観光客の13人に1人がBTSのために韓国に来た計算になる。また、1年間にグッズや化粧品といった消費財輸出で約11億ドル(約1640億円)稼ぐなど、BTSは年間36億ドルの付加価値を生み出した」と伝えた。

 さらに、「BTSは韓国の富に貢献しただけでなく、韓国金融市場を揺るがす力を持っていることも証明した」としている。BTSの所属事務所HYBE(ハイブ)がメンバーJIN(ジン、29)=本名:キム・ソクジン=の入隊を発表した時、同事務所の株価は2.5%下がった。しかも、同事務所だけでなく、ほかの韓国のエンターテインメント関連株も急落するという現象が起こった。

 JINは今月末にも入隊延期措置の取り消しを申請する予定で、その後、兵務庁の入隊関連手続きに従う。ほかのメンバーもそれぞれの計画に沿って順次、兵役に就く予定だ。

チョン・ジェギョン記者

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