ソン・ヘギョ「ウトロ平和祈念館」にハングル案内で1万部寄贈

 【NEWSIS】10月9日の「ハングルの日」を迎えるにあたり、女優ソン・ヘギョが日本の京都府宇治市にある「ウトロ平和祈念館」にハングル案内書1万部を寄贈した。誠信女子大学の徐ギョン徳(ソ・ギョンドク)教授が9日、明らかにした。

 今回のハングル案内書は、今年4月にウトロ地区に開館した3階建てのウトロ平和祈念館の1階受付に置かれる。訪問客の便宜を図るため、同館側の担当者と共に製作した。

ソン・ヘギョ「ウトロ平和祈念館」にハングル案内で1万部寄贈

 今回の企画をした徐教授は「2年前、ウトロ地区の入り口に大型案内板を寄贈した。今回の案内書1万部寄贈もウトロ地区の歴史保存に少しでも役に立ちかったため」と語った。

 また、徐教授は「全世界的な新型コロナウイルス流行の長期化により、海外に残っている大韓民国の歴史的遺跡地の状況はあまり良いとは言えない。それだけに、我々の関心と訪問がいっそう切実だ」と強調した。

 ウトロ地区は1940年代に日本政府が京都に軍事飛行場を建設するため、在日朝鮮人1300人余りを動員した後、彼らが暮らすようになった地域を指す。以前、MBCの人気バラエティー番組『無限挑戦』で紹介されて広く知られるようになった。ここには今も在日朝鮮人の子孫たちが暮らしている。

 ソン・ヘギョは徐教授と共にこの11年間、歴史的に記念すべきことがあるたび、海外に残っている大韓民国の歴史的遺跡地に韓国語の案内書、ハングルの看板、レリーフ作品などをこれまでに32カ所に寄贈してきた。

イ・ジェフン記者

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