【ソウル聯合ニュース】韓国の人気ガールズグループ、BLACKPINK(ブラックピンク)が16日、セカンドフルアルバム「BORN PINK」の発売日を迎えた。午後1時のリリースを前に、所属事務所のYGエンターテインメントは「アルバム名から分かるように、誕生の瞬間から格別な存在感を放ってきた4人のメンバーの堂々とした姿勢と自信を余すところなく見せる。独自の音楽性で、自身のディスコグラフィーを一層色濃く彩るだろう」と紹介した。
「BORN PINK」はタイトル曲「Shut Down」をはじめ、多彩なジャンルの8曲を収録した。
「Shut Down」は19世紀イタリアの伝説的バイオリニスト、パガニーニが作曲した「ラ・カンパネラ」をサンプリングし、トレンディーなヒップホップビートを乗せた。YGエンターテインメントは「メンバーの力強いボーカルとダイナミックなラップが曲の神秘的な魅力を最大限に引き出した」とし、「自信あふれる態度を表現したストレートな歌詞は曲調が暗さを帯びるほど、逆に光を放つ」と解説した。
同曲のミュージックビデオ(MV)には、同社創業以来の多額の製作費が投じられた。大掛かりなセットを設け、BLACKPINKの歩みを象徴するアイテムを散りばめた。
ニューアルバムは8月に先行公開された「Pink Venom」のほか、ヒップホップ調の「Typa Girl」、メンバーのジスとロゼが作詞に参加した1980年代風の「Yeah Yeah Yeah」、バラードナンバーの「The Happiest Girl」なども収めている。
予約は200万枚を超えており、K―POPガールズグループ初のダブルミリオンとなる。
米ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」で、K―POPガールズグループの新記録を打ち立てるかも注目される。これまでK―POPからはBTS(防弾少年団)、プロジェクトグループのSuperM(スーパーエム)、Stray Kids(ストレイキッズ)が1位を獲得しているが、いずれも男性グループだった。ガールズグループとしては、自身のファーストフルアルバム「THE ALBUM」(2020年10月発売)の2位が最高位だ。
YGは「セカンドフルアルバムのイントロに位置付けられる『Pink Venom』の爆発的な人気が今も続いており、余勢を駆るタイトル曲『Shut Down』の成績にも関心が注がれる」と述べ、ビルボードのメインシングルチャート「ホット100」の好成績にも期待を寄せた。
この後、BLACKPINKは10月15、16両日のソウル公演を皮切りに北米、欧州、アジア、オセアニアを回るワールドツアーを開催する。延べ150万人を動員する見通しだ。