BLACKPINK新曲 KBSテレビが「不適格」

【ソウル聯合ニュース】韓国の人気ガールズグループ、BLACKPINK(ブラックピンク)の新曲「Pink Venom」がKBSテレビの審議で「不適格」と判断され、同局の看板音楽番組「ミュージックバンク」のチャートから外されたことが5日、分かった。

 業界関係者によると、「Pink Venom」は同チャートの9月第1週の資料から削除された。KBSの関係者は「審議した結果、同曲は放送不可の判定を受け、チャートに入れなくなった」と説明した。

BLACKPINK新曲 KBSテレビが「不適格」

 KBSの8月24日付の審議結果には、「特定の商品ブランドに言及するなど放送審議規定第46条違反」を理由に「不適格」と判定されたと記載されている。「Pink Venom」の歌詞にフランスの高級ブランド「セリーヌ」があることを問題視したとみられる。

 こうした場合、問題となった部分を修正して再審議を要請することが一般的だが、BLACKPINK所属事務所のYGエンターテインメントはそうしなかったようだ。

 「Pink Venom」は8月19日、セカンドフルアルバム「BORN PINK」(9月16日発売)から先行リリースされ、国内の主要音楽番組と音楽チャートで1位を総なめにした。米ビルボードのメインシングルチャート「ホット100」でも上位に入った。

 新曲発表後、BLACKPINKは米音楽授賞式「MTVビデオ・ミュージック・アワード(VMA)」(現地時間8月28日)でのステージやセカンドフルアルバムのミュージックビデオ撮影などの過密スケジュールをこなしており、国内音楽番組に出演して「Pink Venom」を披露したのはSBSテレビ「人気歌謡」の1回にとどまる。

 BLACKPINKが世界的な人気を集めていることから、YGエンターテインメントとしては国内での出演よりも、動画投稿サイト「ユーチューブ」や米授賞式、ビルボード、全英チャートといった海外での躍進を狙っているとの見方もある。

 BLACKPINKは9月16日にニューアルバム「BORN PINK」をリリースした後、10月のソウル公演を皮切りに、北米と欧州、アジア、オセアニアを回るワールドツアーに入る予定だ。

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