【ソウル聯合ニュース】韓国の新人ガールズグループ、LE SSERAFIM(ル セラフィム)の元メンバー、キム・ガラム(16)が、中学時代のいじめ疑惑でグループを脱退してから初めて心境を明らかにした。
キム・ガラムは10日に知人のものと推定されるSNS(交流サイト)アカウントを通じて、「申し訳ないとお話したかった。とても遅くなってしまったが、私の立場を説明する機会がなかった」と切り出した。
「私は自分の夢のために一生懸命努力したので、過去の行動によって夢が壊れるのではないかとおびえていた。日がたつにつれて私に対する多くの非難が怖かった」とつづった。誰かに暴力をふるったり、誰かをいじめて仲間外れにしたりしたことはなかったとしたうえで「ただの一般的な生徒だった」と主張した。
いじめ疑惑については、被害者が下着姿の友人の写真をインターネット上に掲載したことが発端であるというこれまでの立場を改めて示した。また、自身の主張を立証する根拠として、「学校暴力対策自治委員会協議録」の原文と「事案概要説明書」の全文を公開した。
キム・ガラムは「私は当時、(下着姿の写真が掲載された)友人を助けることが義理堅いことだと思い、自分たちの行動の深刻性に気付かなかった。当時の私の方法は間違っており、いくつものミスや未熟な行動はあったが、そのときの自分を憎みたくはない」と吐露した。
そのうえで「これからの人生が輝かしいものとなるよう、さらに一生懸命努力しながら生きていく」とし、「デビュー後の2週間は夢のような瞬間となったが、私の人生で決してわすれることのできない時間として記憶されるだろう。私はより良い人になれるよう努力し、熱心に取り組んでいく」と覚悟を示した。
LE SSERAFIMは5月、人気グループBTS(防弾少年団)を育てた芸能事務所HYBE(ハイブ)傘下のソースミュージックからデビューしたが、早々にキム・ガラムの疑惑が持ち上がった。ソースミュージックは疑惑を否定していたが、事態は収拾されず、先月20日にキム・ガラムとの専属契約を解除したと発表した。