知英「15歳でKARAデビュー、20歳で脱退…わたしはつくられた人間だった」

 【SportsChosun】KARAの元メンバーで女優の知英(ジヨン)=カン・ジヨン=が、グループを脱退したときに感じた思いを打ち明けた。

 MBNと ENA PLAYで18日夜10時40分から放送されたバラエティー番組『ホカンス(ホテル+バカンス)じゃなくてスカンス(スイートルーム+バカンス)』第8回では、京畿道加平のCホテル&リゾートでの1泊2日の旅程が描かれた。

 番組ではこの日、イェ・ジウォン、ソユが新たな旅行仲間として登場した元KARAのニコル、 知英と一緒に楽しいひとときを過ごした。

 イェ・ジウォンと同じ部屋を使うことになった知英は、女優としての道を歩んでいる自分の悩みを打ち明け、二人の正直で飾らぬトークに、視聴者は胸を詰まらせた。

知英「15歳でKARAデビュー、20歳で脱退…わたしはつくられた人間だった」

 知英は、イェ・ジウォンが「KARAが解散したとき何歳だったの?」と尋ねると、「実は解散ではなく、わたしは脱退した。わたしが出てからもKARAは存在していた。20歳のとき脱退した。すごく疲れていた。あまりに幼いとき活動していたので、自分が何を好きなのか分からなかった。そして、むなしさが押し寄せた」と答えた。

 さらに「KARAを抜けたら、一人でできることが何もなかった。なぜなら、姉さんたち、スタッフさんたちが全部わたしの面倒を見てくれたから。その上、わたしの一日の日課をその人たちがつくってくれていた。わたしはただ、つくられた人間だった。一人になったとき、何からすればいいのか分からなかった。『わたしは何が好きなんだろう?』『わたし、これをしてもいいのかな?』って思った」と、漠然としていて途方に暮れた当時を振り返った。

 その後、知英は単身日本へ渡り、5年間女優として活動したという。知英は「留学と休息のため英国に行って6カ月滞在し、演技をするため日本に向かった」とした上で「日本でさまざまな役をいろいろやった。一人7役を演じたこともあるし、体重150キロの役に扮したこともある。日本は漫画が原作の映画が多いので、妖怪、怪物、暗殺者の役も演じた」と語った。

 知英は「韓国に戻ることになった理由も、限界を感じたからだ。さびしかったし、家に帰りたいという思いもあった」とした上で「日本での活動は楽しかったけれど、言葉の壁にぶつかった。これは、わたしには越えられない山のように感じられた」と打ち明けた。

 知英の悩みを聞いたイェ・ジウォンは、知英にギターの演奏とシャンソンで応援と温かい慰めの気持ちを伝えた。

パク・アラム記者

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