【ソウル聯合ニュース】韓国の人気グループ、BTS(防弾少年団)のJ-HOPE(ジェイホープ)が15日、ファーストソロアルバム「Jack In The Box」をリリースした。
J-HOPEはこの日公開した映像で、アルバムについて「数多くの挑戦の成果」だと紹介。「これまで皆さんにお見せしたことがない新しい姿とさらに成長した姿を披露するためベストを尽くして、一生懸命に楽しく作った」と説明した。
BTSは先月、デビュー後9年間の活動をまとめたアルバム「Proof」をリリースした後、グループとしての音楽活動を一時休止し、ソロ活動を中心に行っていく意向を発表した。ミックステープ(非公式の作品)やオリジナル・サウンドトラック(OST)ではなく正式にソロアルバムを発表したメンバーはJ-HOPEが初めて。
「Jack In The Box」にはダブルタイトル曲の「MORE」「放火(Arson)」をはじめ全10曲が収録された。
J-HOPEは「MORE」について「箱の中のJ-HOPEが箱の外に出てさらに多くのものを見せ、新しいことに挑戦したいという率直な熱望と抱負を表現した曲」と紹介した。
J-HOPEはアルバムを通じて、自身の音楽的能力を存分に発揮した。暗い雰囲気が漂うアルバムはヒップホップアーティストJ-HOPEの誕生を知らせる「名刺」のような作品という印象を与える。
アルバムの最後を飾る「放火(Arson)」は自身の考えを率直に込めた曲だ。J-HOPEは「アルバムを通じて伝えたかったことが最もうまく込められており、最後の曲にしたかった」と語った。「MORE」が箱の中から立ちのぼる野望や欲を表現した曲だとすれば、「放火(Arson)」は箱の外で情熱を燃やす瞬間に今後どのような選択をするかという悩みをそのまま反映させた曲だという。この2曲を通じて表現したかったメッセージをミュージックビデオ(MV)でも見せている。
J-HOPEは「アルバムを通じて伝えたかったことは明確だった。防弾少年団として、そしてJ-HOPEとしてソロ曲やミックステープを発表したときも常に新しいことを試み成長してきたと思う」とし、多くの人に聞いてもらいたいとアピールした。
アルバムのフィジカル盤は今月29日に「Weverse Albums」というアプリで再生できる形で発売される。このアプリでQRコードを読み込むと、アルバムの全曲をダウンロードして聞いたりアルバムに含まれている写真などのコンテンツを保管したりできる。