故ソン・ヘさんの祭壇で明け方に50代女が大暴れ「私は養女、なぜ芸能人だけが弔問するのか」


【NEWSIS】「国民のMC」と呼ばれ、今月8日に亡くなったタレントの故ソン・ヘさん(享年95歳)を追悼する人波がやまぬ中、50代の女が祭壇前で暴れ、警察が出動する一幕があった。

 韓国の大衆文化関係者が9日に明らかにしたところによると、ソン・ヘさんの祭壇が設けられたソウル市内のソウル大学病院葬礼式場に同日午前5時ごろ、50代の女がやって来て、自身が「ソン・ヘ先生の養女」だと主張して暴れた。女は「芸能人じゃなければ弔問もできないのか」と大声で叫んでいたという。


故ソン・ヘさんの祭壇で明け方に50代女が大暴れ「私は養女、なぜ芸能人だけが弔問するのか」

 その場にいた関係者らが通報し、警察が出動。ただし実質的な被害はなく、事を荒立てたくないという遺族側の意向もあって、騒動は事件化されなかった。

 34年にわたって『全国のど自慢』の司会を務め、韓国各地を回ったソン・ヘさんは、1000万人以上の市民と触れ合った。特に、参加者たちの心配事に耳を傾け、市民と間近でコミュニケーションを取った。そのため一般市民が身近に感じる存在で、祭壇にも多くの市民が訪れている。芸能人だけでなく一般市民も弔問が可能だ。

 ソン・ヘさんは95歳でこの世を去った。葬儀は大韓民国放送コメディアン協会葬として執り行われ、この日午後に納棺式が行われた。

◆【写真】故ソン・ヘさんの祭壇に金冠文化勲章


イ・ジェフン記者

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