ソン・ガンホ、カンヌ国際映画祭で男優賞…「妻に永遠の愛を」

【NEWSIS】俳優ソン・ガンホが第75回カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞した。

 ソン・ガンホは28日(現地時間)に行われたカンヌ国際映画祭閉幕式で、映画『ベイビー・ブローカー』での演技により男優賞を贈られた。韓国人男優がカンヌで演技賞を受賞したのは今回が初めてだ。ソン・ガンホは「是枝裕和監督に深く感謝している。一緒に演じたカン・ドンウォンさん、イ・ジウン(歌手IU〈アイユー〉)さん、イ・ジュヨンさん、ペ・ドゥナさんとこの栄光を共に分かち合いたい」と語った。そして、「2階に愛する妻がいる。妻に本当に大きなプレゼントになったようでうれしい。このトロフィーに栄光と永遠の愛をささげる」と言った。

ソン・ガンホ、カンヌ国際映画祭で男優賞…「妻に永遠の愛を」

 ソン・ガンホは日本の巨匠・是枝裕和監督が監督した映画『ベイビー・ブローカー』でクリーニング店を経営する中年男サンヒョンを演じた。サンヒョンはベイビー・ボックスに捨てられた赤ん坊を養子にしようとする人物だ。ソン・ガンホならではのユーモアとペーソスでサンヒョンを演じたと高く評価された。

 ソン・ガンホは2006年『グエムル-漢江の怪物-』、2007年『シークレット・サンシャイン』、2009年『渇き』、2019年『パラサイト 半地下の家族』などでカンヌ国際映画祭に出席し、昨年は審査員としてカンヌに来た。ソン・ガンホは出演作がパルム・ドール(『パラサイト 半地下の家族』)を受賞したほか、男優賞(『ベイビー・ブローカー』)まで取った初の俳優になった。

◆【写真】カンヌ国際映画祭「男優賞」受賞のソン・ガンホ

ソン・ジョンビン記者

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース