故カン・スヨンさんのこの「Bカット」がなぜ遺影になったのか

 女優人生53年。撮影されるのが「なりわい」だった女優カン・スヨンさん=55歳で5月7日に死去=の遺影は、赤と白のボーダーのトップスを着て腕を体の前で交差させたものだった。

 この遺影は、2004年のファッション誌「HARPER’S BAZAAR」のグラビア用に撮影されたが、掲載されなかった「Bカット」だった。著名な写真家のク・ボンチャン氏(69)は「カン・スヨンさんが亡くなった日、妹さんから突然、映画会社関係者を通じて連絡が来た。私が撮影した赤いセーター姿の姉の写真を遺影にしたいとのことだった」と語った。

◆【写真】星になったカン・スヨンさん、享年55歳

故カン・スヨンさんのこの「Bカット」がなぜ遺影になったのか

 もともと遺族が要請してきた写真は雑誌に掲載されたカットで、カン・スヨンさんが後ろ斜め向きになって視線を落としているものだった。「その写真は顔がよく見えず、遺影として使うには適切ではなかった。18年前のあの日に撮った写真ファイルを見返したところ、正面を見ている写真が1枚だけあった。それを送った」。カン・スヨンさんも生前に見たことのない「Bカット」が現像されて祭壇に立てられた。

故カン・スヨンさんのこの「Bカット」がなぜ遺影になったのか

 ク・ボンチャン氏が覚えているカン・スヨンさんは「ハキハキしていて我慢強いが、孤独も深かった女優」だったという。2004年のグラビアのタイトルは「Timeless Beauty(永遠の美しさ)」。カン・スヨンさんはみんなの心の中に「永遠の美しさ」を残して旅立った。

キム・ミリ記者

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