【ソウル聯合ニュース】韓国で新型コロナウイルス対策の行動規制が解除され、日常生活の回復が進む中、人気男性グループのBTS(防弾少年団)やSEVENTEEN(セブンティーン)が5月以降に相次ぎ新譜をリリースする。これら大物スターの本格的な活動再開で、K―POP界がコロナのパンデミック(世界的大流行)による長い「冬眠期」を脱し、再び盛り上がりを見せるとの期待が高まっている。
音楽業界によると、BTSは6月にニューアルバムをリリースする。
BTSは米ラスベガスで今月開いたコンサート「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE―LAS VEGAS」の最終日の公演終了後、映像に「2022.6.10」という日付を登場させて新譜発表を予告した。
業界などでは新譜がフルアルバムになるとの見方が優勢だ。フルアルバムを出せば2020年の「MAP OF THE SOUL:7」以来、約2年4カ月ぶりとなる。
今や世界的なポップスターにのし上がったBTSが、新譜でどんな成果を収めるのかが目下の最大の関心事だ。
BTSは昨年、英語曲「Butter」が米ビルボードのメインシングルチャート「ホット100」で1位を通算10週獲得する大ヒットとなった。新譜が発売されればシングルやアルバムのチャートで新記録を打ち立てる可能性が高い。
所属事務所側は新譜について「『新たなチャプター』を開くニューアルバムになる」と予告し、ファンの期待を高めている。
SEVENTEENは5月27日に4枚目のフルアルバム「Face the Sun」をリリースする。今月15日、同アルバムに収録される自身初の英語曲「Darl+ing」を公開し、世界市場への進出を本格化した。
SEVENTEENは19年発表のサードフルアルバム「An Ode」以降、「Heng:garae」「Semicolon」「Your Choice」「Attacca」と連続でミリオンセラーを達成しており、ニューアルバムも大きな反響を呼びそうだ。
「Face the Sun」はビルボードのチャート入りなどを念頭に、米東部時間の5月27日金曜日午前0時(日本時間同午後1時)にリリースされる。
また、男性歌手のイム・ヨンウンも5月2日に初のフルアルバム「IM HERO」をリリースする。
イム・ヨンウンはトロット(韓国の演歌)歌手として20年にトロットオーディション番組で優勝。最近ではトロットに限らず幅広いジャンルの曲を発表し、K―POPアーティストに劣らず大きな関心を集めている。今月1日に「IM HERO」の予約受け付けが始まると一部の販売サイトにはファンが殺到し、アクセスに支障が出たとされる。